知りたい! 粉末タイプの白髪染めの【メリット&デメリット】
【メリット】
天然成分を使って美しく染められる、粉末タイプの白髪染め
「え!私の髪がこんなに美しくなるなんて」と感動してしまうほど、つややかで美しい染め上がりが期待できるのが、ヘナのような「粉末タイプの白髪染め」です。製品の種類にもよりますが、ヘナの場合は100%天然成分でできているものもあり、安心してずっと使い続けることができます。
天然成分だから、髪にも身体にも安心
白髪染めによるアレルギーなどの健康被害が話題となる中で、「これを使えば絶対に安心!」と太鼓判を押せるのが、100%天然成分を使ったヘナのような粉タイプの白髪染めです。
ヘナは、インドや中近東などに自生しているハーブ(植物)の一種です。その歴史も古く、5千年もの長い歴史を持つアーユルヴェーダでは、薬として皮膚病予防や止血、やけど、頭皮の炎症を抑えるためなどに使われていました。
毒素を出して身体を内側からきれいにするパワーもあり、髪の外側にあるケラチンの表面を優しくコーティングするので、髪を紫外線や空気の汚れから守ってくれる働きもあります。「ヘナを続けていたら、いつの間にか頭皮の湿疹が治ってしまった」という人がいるのは、このためだったのですね!
ただし、「ヘナだから100%天然成分!」と思い込んでしまうのは、ちょっと危険です。ヘナにもいろいろな製品があって、中には天然成分のほかにジアミン系の化学染料を含んでいるものもあります。購入する前に、成分表示をしっかりチェックすることが大切です。
トリートメント効果に優れている
70代でヘナを愛用している方の中には、まるで30~40代のように髪がツヤツヤな人もいます。これは、ヘナの材料となるハーブ(植物)の中に、髪にトリートメント効果を与える成分が含まれているからです。
髪にハリとコシがでる
ヘナを使うまでは生気を失ったような髪でも、何度かヘナを使ううちに、ピアノ線のようにピンと立った元気な髪になる人が沢山います。髪にハリとコシが出て、髪の量が増えたように見える人も少なくありません。
粉末なので小分けにして使える
粉末タイプの白髪染めは1剤と2剤を混ぜる手間もなく、使いたい量だけを出して染めることができます。部分染めなども適量を取って使えるので、無駄なく使えますね。
万が一放置しても大丈夫
ヘナの粉と水を混ぜた後で、万が一急用ができても大丈夫! ペーストを作ってからある程度時間が経っても、染めることができます。
【デメリット】
粉末タイプの白髪染めは、扱い方がちょっと面倒
メリットの部分だけを読むといいことだらけのように感じますが、実はヘナのような粉タイプの白髪染めにも、それなりのデメリットがあります。それは、ヘナの染め方に馴染めずに、途中でギブアップしてしまう人がいるということです。
染め方に慣れるまでが、けっこう大変
もともとマメで頑張りやの人なら、「美しくなるためにはこのくらい何ともない!」と思うかもしれません。でも、「白髪染めなんて面倒くさくて」と普段から思っているような人がヘナを使うと、毛染めタイムを苦痛に感じてしまうかもしれません。
ではどういう風に染めるかというと、まずは適量を容器に出してお湯で溶き、ペーストを作ります。それを髪になじませていくのですが、その時に扱いに慣れていない場合、ヘナと格闘してしまう人がいるのです!
「いけない! ペーストが固すぎた」「イタタ! 髪が引きつれる」など、うまくいかなくてストレスを感じるケースも少なくありません。もちろん何回か続ければ慣れてくるのですが、この段階でヘナを諦めてしまう人がいるのも事実です。
いろいろな色を楽しめない
「今月はパープル系がいいかな」「来月はピンク系にチャレンジしたい」など、いろいろなカラーを楽しみたい人にとっては、ヘナなどの粉タイプは物足りないかもしれません。もちろん、さまざまなタイプの粉を混ぜ合わせて色合いを楽しむことはできますが、「え! これしか色の種類がないの?」と不満に思う人もいるでしょう。
独特の香りがある
ハーブならではの独特の香りがあり、「その香りがどうしても苦手!」という人もいます。また、バスルームで染めるといくらか香りが残るので、その後に入った家族から「変な臭いがする」と嫌がられてしまう場合もあります。
放置時間が長い
染料を紙に塗ってから色が定着するまで、約1時間ほどかかります。レッド系とナチュラル系など、2種類以上を染め重ねる場合は、さらに時間がかかります。仕事などで忙しい毎日を送っている人には、ちょっと大変な作業かもしれません。
肌がかぶれてしまう人もいる
「天然成分だから、肌や髪のトラブルはない」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません! ごく稀にではありますが、ヘナの成分が肌に合わずに、かぶれてしまう人もいるのです。使う前にパッチテストを行って、チェックをしておくと安心ですね。
パーマがかかりにくい
髪の毛をコーティングする皮膜が逆効果になって、パーマ液を浸透しにくくしてしまうため、パーマはかかりにくくなります。
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