安心・安全に白髪染めをする【3つのポイント】これなら大丈夫!
「白髪染めは健康に良くない」と聞いて、ビックリ!
「え! 白髪染めって身体に良くないの?」
白髪が目立ち始めたので、「このままでは10歳老けてみえてしまう」と、仕方なく白髪染めをし始めたBさん。ある日友人とランチをしていたら、「とうとう白髪染めを始めたの?でも、白髪染めは製品を選ばないと、健康に良くないものもあるのよ!」と聞き、ビックリ! ファッションやグルメの話題ではいつも盛り上がるBさんでしたが、マイナーなイメージのある白髪染めの話題は、今まで誰ともしたことがありませんでした。
まさに“寝耳に水”のBさんは、家に帰ってあれこれ調べ始めました、そして、やっとそのことに気付いたのです。
「白髪染めは皮膚障害のリスクがある」は、本当だった
!
Bさんが必死になって調べた結果、1剤と2剤を使うタイプの普通の白髪染めは、健康面での心配があることがわかりました。Bさんが使っていたのは、まさにそのタイプの白髪染め。「そういえば、染めた時にピリッときたけど、あれも身体からのメッセージだったのかも」。
かといって、白髪になってしまった髪を、染めずに放っておくことはできません。そこでBさんは、安全・安心に白髪染めをするための【3つのポイント】をチェックして、慎重に製品を選ぶようにしました。
安心・安全に白髪染めをする【3つのポイント】
【ポイント1】ジアミン系の成分が入っていない白髪染めを選ぶ
“ノンジアミン”は、白髪染めを選ぶ時の合言葉
いま、白髪染めを始めとした毛染めによる皮膚障害が、消費者安全調査委員会に多数報告されています。そのために厚生労働省も積極的に動き出し、白髪染めを使うことでどのような症状が起こり得るかを伝えるため、働きかけを行っています。
一般的な白髪染めには、「酸化染料」というとても刺激的な化学染料が入っています。「酸化染料が刺激的なら、それを使わなければいいのでは?」と思いがちですが、現状ではこの酸化染料を使う毛染めが最も手軽にしっかり染まるため、良くないとわかっている人でも使っているケースが多いのです。
毛染めによるトラブルの原因は「パラフェニレンジアミン」
でも、この酸化染料が入った白髪染めを使っていると、かゆみやピリピリ感が出たり、ある日突然アレルギー症状が現れる場合があります。その原因は、酸化染料の主成分であるジアミン系の化合物「パラフェニレンジアミン」。パッケージの裏側などにある成分表示を見て、この表示があれば、安全性のためには避けたほうが賢明です。
ジアミン系の化合物を含まない“ノンジアミン”の白髪染めを選ぶことは、安全・安心に白髪染めをするための最大のポイントです。パラフェニレンジアミンの他にも、レゾンシン、パラアミノフェノール、タール系色素、過酸化水素水など、身体に刺激となる成分が白髪染めに含まれている場合もあります。
まずは、製品を購入する前に、必ず成分表示を確認するクセを付けるようにしましょう!
【ポイント2】安さにつられて製品を買わない
安い白髪染めには、それなりの理由がある
「できるだけ安いものを買いたい」というのは、誰もが持っている心理です。でも、「安いから買う」という観点から白髪染めを選んでしまうと、あとで後悔することにもなりかねません。
相場を超えて安価に売られている製品には、コストを抑えるために刺激の強い化学染料が含まれている可能性があります。また、染料自体の品質にも不安が残るでしょう。肌の弱い人や、アレルギーの心配がある人が使うと、頭皮や髪に思わずトラブルが起こる可能性もあります。「安い白髪染めには、それなりの理由がある」と考えて、慎重に選ぶようにしたいですね。
【ポイント3】念のためにパッチテストを行う
白髪染めが自分に合うかどうかをチェック!
同じ白髪染めを使っても、アレルギー症状が出る人もいれば、出ない人もいます。白髪染めは、使う人との相性がとても重要なので、念のために「パッチテスト」をして、自分に合うかどうかをチェックしましょう。それで大丈夫とわかれば、安心して使うことができます。
ただし、パッチテストの結果に完璧を求める場合は、毎回白髪を染める前にテストを行う必要があります。テスト中は48時間お風呂に入れないので、実際にはそこまでやっている人はごくわずかですが、体調の変化などによってはトラブルが起こる可能性もあることは認識しておきましょう。
またトリートメントタイプやヘナの白髪染めのように、化学染料を使わないタイプの中には、パッチテストが必要ないものもあります。「パッチテストは面倒くさい」「その間お風呂に入れないのは耐えられない」という人は、最初から自然派の白髪染めを使った方がいいかもしれませんね。
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